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7.グループと収納を重ねる

物と収納のマッチング:指定席を作る。
いよいよ、物のグループと収納スペースを結びつける段階です。
ここまでのステップで、「何を」「どこに」収納するかの基本要素が揃いました。
これらを最適な形で組み合わせることで、「使いやすく」「美しく」 「長続きする」 収納システムが完成します。

40代女性の皆さんは、家族のニーズと自分自身のニーズのバランスを取りながら収納を考えることも多いでしょう。
「私はきちんと片付けているのに、家族がちゃんと戻してくれない...」とイライラした経験はありませんか?
自分だけでなく、家族全員が使いやすい収納を目指しましょう。

●グループと収納を重ねる際のポイント:

1. 使用頻度と収納のアクセス性を合わせる
・毎日使うものは、最もアクセスしやすい場所(目の高さ、手の届きやすい位置)に
・季節物や特別な機会に使うものは、少し取り出しづらくても良い場所に
・思い出の品など、見る機会は少ないが大切なものは、安全に保管できる場所に

毎日使う化粧品を奥の方の引き出しにしまっていて、毎朝取り出すのに一苦労...なんてことはありませんか?
使用頻度が高いものほど、「取り出しやすい場所」に配置することで、日々のストレスが激減します。

2. 収納ユニットの特性を活かす
・引き出し:小物や平たいもの(書類、アクセサリー、下着など)
・棚:本や箱に入れたアイテム
・ハンガー:シワになりやすい衣類
・バスケット:不定形のもの、子どものおもちゃなど

厚手のセーターを無理にハンガーにかけて型崩れさせたり、小さなピアスを大きな引き出しに放り込んで
見つからなくなったり...
物の特性と収納ユニットの特性が合っていないと、イライラの原因になります。

3. 「ゾーン」で考える
単体の収納ではなく、活動ベースでゾーンを作ると使いやすくなります。
例えば:
・調理ゾーン:調理器具、まな板、よく使う調味料を集約
・書類管理ゾーン:文房具、印鑑、重要書類を一か所に
・趣味のゾーン:編み物道具、画材など関連アイテムをまとめる

料理中に「あ、醤油がない!」と慌てて食器棚の反対側まで取りに行くのはストレスですよね。
関連するアイテムを活動に合わせて配置することで、日常の動作がスムーズになります。

40代女性の皆さんの生活では、仕事と家庭の両立、自分の時間の確保など、
複数の役割を担っていることが多いでしょう。
それぞれの「役割」ごとにゾーンを作ることも効果的です:
・仕事関連アイテムのゾーン(リモートワークの書類や機器を集めた場所)
・家族の共有アイテムのゾーン(家族みんなが使うリモコンや充電器など)
・自分のケアや趣味のためのゾーン(ようやく見つけた自分時間を大切にするスペース)

4. 収納の見直しサイクルを設定する
季節の変わり目など、定期的に収納内容を見直す時期を決めておくと、リバウンドを防ぎやすくなります。
例えば:
・春・秋の衣替えのタイミング(冬物を出したら、夏物は収納へ)
・子どもの進級シーズン(新学期が始まる前に学用品を整理)
・年末の大掃除(一年の終わりに全体を見直す)

「去年の夏服、どこにしまったっけ?」と毎年悩んでいませんか?定期的な見直しサイクルがあれば、そんな悩みも減ります。

●実際の作業ステップ:
1. 部屋や収納ごとに、どのグループを収納するか決める
2. そのグループの中で、使用頻度別に収納位置を決める
3. 必要に応じて収納アイテム(ボックスやケースなど)を用意する
4. 実際に物を配置し、使い勝手を確認する
5. 1週間ほど使ってみて、不便な点があれば調整する

例えば、リビングの本棚を整理する場合:
・最もよく読む本や参照する資料は手の届きやすい中段に
・子どもの本は子どもの手が届く下段に
・あまり読まないが捨てられない本は上段に
・見せたい装丁の美しい本は目立つ位置に

収納を考える際は、理想と現実のバランスも大切です。
SNSやインテリア雑誌のような「完璧な収納」にあこがれて、
高価な収納グッズを買い込んだけど、結局使いこなせなかった...なんて経験はありませんか?
インスタグラムやインテリア雑誌のような「完璧な収納」を目指すのではなく、
あなたと家族の生活スタイルに合った、使いやすい収納を目指しましょう。

これで、ほぼ整理収納の工程は完了です。
最後に、この新しい収納システムを維持するための「指定席」の概念について考えていきましょう。